作業実績

HOME > 作業実績:日記・その他 > 2018/3/7 H22AエンジンOH CL1 バランシングエンジン

2018/3/7 H22AエンジンOH CL1 バランシングエンジン

アコード CL1 H22Aエンジンフルオーバーホール!  
をご用命頂きました。

アコード CL1型ユーロR。早いもので誕生から20年を間もなく迎えます。

H22Aエンジン自体は古く90年代からありますが(96.97年のJtccAccordで使用され一躍時エンジンになりました)CL1誕生と同時に圧縮比の変更、専用カムシャフトの採用、吸排気ポート段付き修正、インテークの形状の変更等を受けて220馬力を誇っていました。


ベースの設計自体ががかなり煮詰めて設計されており大幅なパワーアップには色々と対策をしなければいけませんが、オーバーホールともなれば、ただ部品を交換するだけではなく、多少たりとも出力向上をさせたいのが親心(オーナー心)というものです。

社外品のピストンやハイカムを入れるのも手ですが、
ハイコンプ、高回転仕様ともなれば、使用状態によっては1年持たずに定期オーバーホールをしないといけない場合もあります。

当然ですが使用するパーツ類も純正品では強度不足が懸念されるので、強度の高い物に交換するわけですが、金額は青天井で上がっていきます。

予算が有り余るのであればそれは楽しいエンジンも製作できるのですが、
大多数の人は限られた金額で最良の方法をというのが現実です。そこで提案させていただいているのが

【バランシングエンジン】と我々が呼称している物になります。

内燃機関(レシプロ)である以上、その大多数のエネルギーがかなりの損失で失っています。

摩擦抵抗、
摺動抵抗、
冷却損失、
排気損失等により、
おおよそ20〜30パーセントの効率といわれています。

特に機械的な損失(摩擦や摺動)は量産エンジンである以上やはり
ばらつきもあり、組上げの精度も緩慢であるのは事実です。


ここの機械的損失に着目しオーバーホール時に改善することで、かなりの違いを生み出せます

@シリンダヘッド ポートの形状の最適化


ポートの表面は鋳型の跡でかなりざらつきもあります。
大幅に形状を変えるのではなく整え、気流の立場になって適正化します。
(エンジニアによって鏡面派、鮫肌派と色々と意見が分かれるところでもあります)

Aバルブ周り摺動抵抗の軽減及び密着性の適正化


オーバーホール時、バルブやバルブガイドはすべて交換しますが交換するだけでなく、バルブステムラッピング処理を行い、バルブの作動追従性を向上します。
(摩擦軽減)

Bシートリングの密着と放熱のバランス



エンジンに詳しい方ならご存知のポイントですが、バルブとシートリングの接する当たり幅の適正化です。広ければ燃焼室の冷却は促進されますが、面圧は下がります。
狭ければ燃焼室の温度が上がり、気密性に問題が出ることもあります。ここもバランスが重要でパワーの肝でもあります。

Cシリンダーとピストンの適正なクリアランス。



あえてここでは純正の値ではないとしておきます。測定調整は温度管理の上でダミーヘッドを装着してホーニングを行い、各ピストンの最適なクリアランスを製作します。

Dピストン ピストンピン ピストンリング WPC加工+低フリクション加工


画像で確認していただければ分かると思いますが、少しグレーの色になっていますがWPC加工+低フリクション加工後の物です。

最近ではメーカー純正採用の例もあるようで
表面硬度のアップ、摩擦軽減、初期なじみの向上等、摩擦損失に対して有効な手法です。

Eクランクシャフト ダイナミックパランス+各ジャーナルラッピング加工


曲がり修正と同時にバランス取りを行います。

各メタルが当たる摺動部にはラッピング処理を行い、フリクションの大幅な軽減が実現できます。

ここのクランクシャフトの加工で
高回転の伸びが明らかに変わるのですが、低速域でのトルクも全く犠牲にならずむしろ扱いやすさが増えます。

F各メタルクリアランスの適正化

温度管理の上、、最適なメタルクリアランスに調整します。エンジンのキャラクターの大半がここで決まるといっても過言ではないので状況に応じて臨機応変に組み合わせ
を行います

以上が大まかなオーバーホールの内容です。

詳細を詰めればまだまだ紹介しきれないのですが、
純正のパーツを使用しても社外パーツを組み込んだ物に切迫できるくらいのフィーリングを出すこともできます。


極端に圧縮を上げてパワーを出すのではなく、
今まで失っていた損失馬力を有効馬力へと変換して使用するので、ごく短命ではなく滑らか且つレスポンスが良い物へと生まれ変わります。また発生する摩擦熱も低減できるのも特徴です。




機械製品である以上、摩擦との縁は切れません。
ダンパーでも同じことを言っていますが、「スムーズに動かし、計算したところで止まる。動体である以上動きを阻害しないこと」
と同じく


【きれいな動かし方】と言う物に拘って製作しています。

バランスの取れたエンジンは自身の体の一部の様に答えてくれることは間違いないでしょう!

前のページに戻る
ページの先頭へ
お問い合わせ

【必読!!!】

商品ご購入の際、
お急ぎのお客様は必ず在庫確認を事前にお願いいたします!!!

パーツ販売

パーツ検索

パーツについて

  • カートの中身を見る
  • ご購入について

在庫車一覧

店舗案内

〒612-8473
京都府京都市伏見区下鳥羽広長町174-102
TEL 075-644-7296
FAX 075-644-7296

2018年11月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

営業日

定休日

気軽にご相談いただけるそんなお店が「Jtcc Honda Kyoto」です。Jtcc Honda Kyoto